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今回はPhotoshopで文字に影を付ける方法をご紹介します。ドロップシャドウという加工で、基本中の基本ですが、とても使用頻度の高い重要な加工です。ロゴデザイン、バナーデザイン、商品説明文など、応用範囲も非常に広い加工なので、ぜひ覚えてデザインに取り入れてみましょう。
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Photoshopのドロップシャドウとは
Photoshopで文字やオブジェクトに影を付けたいときは、ドロップシャドウというツールを使用します。
ドロップシャドウを付けることで立体的になったり、視認性が上がったり、デザインの要素を引き立てる役割をします。
あくまで脇役的な効果なので、やり過ぎには注意しましょう。
Photoshopのドロップシャドウの基本的な使い方
では、ドロップシャドウの基本的な使い方を解説していきます。
ドロップシャドウ＜レイヤースタイルの開き方＞
ドロップシャドウを設定する場合、レイヤースタイルという設定画面を開きます。レイヤースタイルには2通りの開き方があります。
レイヤーパネル内の「レイヤースタイルを追加」から、ドロップシャドウを選択。
赤枠のレイヤースタイルをクリックし、ドロップシャドウを選択。
反映させたいレイヤーのレイヤー名の右側スペースをダブルクリックして、レイヤースタイル内のドロップシャドウを選択。
赤枠のスペースをダブルクリックするとレイヤースタイルが開きます。レイヤー名付近をダブルクリックするとレイヤー名変更になるので気をつけましょう。レイヤースタイル内のドロップシャドウを選択します。各項目を設定することで、様々なドロップシャドウを表現することが可能になります。
ドロップシャドウ＜構造内：各項目＞
- 描画モード：影の背景への影響
- カラー：影のカラー設定
- 不透明度：影の透明度
- 角度：影の角度
- 距離：文字と影の距離
- スプレッド：影のエッジのぼかし設定
- サイズ：影の大きさ
ドロップシャドウ＜描画モード＞
他の設定（上段、下段） 影のカラー：黒 不透明度：45% 角度：130° 距離：5px スプレッド：10% サイズ：10px
基本的には「乗算」しか使わないと思いますが、ディザ合成の効果も対比として出してみました。テキストをホワイトに変更しています。こういう使い方も可能です。
ドロップシャドウ＜影のカラー＞
他の設定（上段） 描画モード：乗算 不透明度：45% 角度：130° 距離：5px スプレッド：10% サイズ：10px
他の設定（下段） 描画モード：乗算 不透明度：70% 角度：130° 距離：0px スプレッド：10% サイズ：20px
影のカラーについては、黒か白の頻度が非常に高いです。背景が暗い場合は白にすることで視認性を高める効果が狙えます。文字色は黒に変更しています。
ドロップシャドウ＜不透明度＞
他の設定（上段、下段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 角度：130° 距離：5px スプレッド：10% サイズ：10px
不透明度は、背景色、文字色に応じて微調整することが多いですね。
ドロップシャドウ＜角度＞
他の設定（上段、下段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 不透明度：50% 距離：5px スプレッド：10% サイズ：10px
角度については、一般的には上段のように右下斜め45°ぐらいに見える影が多いように感じます。
ドロップシャドウ＜距離＞
他の設定（上段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 不透明度：70% 角度：130° スプレッド：10% サイズ：20px
他の設定（下段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 不透明度：50% 角度：85° スプレッド：10% サイズ：10px
距離については、上段のように文字を白抜きしたい時に距離0をよく設定しますね。
ドロップシャドウ＜スプレッド＞
他の設定（上段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 不透明度：100% 角度：130° 距離：0px サイズ：10px
他の設定（下段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 不透明度：35% 角度：90° 距離：0px サイズ：10px
スプレッドについては、100%だと影のエッジがくっきりとなるので、縁付きにデザイン向きですね。距離を0pxにする場合は、角度はどの数値を入れても変化しません。
ドロップシャドウ＜サイズ＞
他の設定（上段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 不透明度：100% 角度：130° 距離：10px スプレッド：70%
他の設定（下段） 描画モード：乗算 影のカラー：黒 不透明度：35% 角度：90° 距離：0px スプレッド：50%
サイズについては、ロゴデザインなどを作成する際は、個人的に数値を大きくする事が多いかな...
まとめ
いかがでしたか？
Photoshopで文字に影を付けるのは、すごく簡単です。覚えてしまえば数十秒で完成します。
ただ、気を付けなければいけないのは、文字の影付けはあくまで脇役的な加工なので、やりすぎには注意しましょう。
今回は文字にフォーカスした影付けでしたが、別の機会にオブジェクト（図形）の影付けも紹介したいと思います。
